表地について
独特の風合いが魅力の「倉敷帆布」
「綿布」ではない本物の「帆布」
皆さん馴染みのある帆布は、江戸時代末期より全国各地で織られていましたが、時代とともに廃れていきました。 その原因は、海外からの安価な綿織物の大量輸入にほかなりません。
しかし、海外製には「帆布」と言いながら、よく見ると糸が一本(単糸)のまま撚られてないものがあります。
本来それは「帆布」ではなく「綿布」。
細い糸を何本も撚り合わせて織った織物こそ「帆布」です。
studio coudre(スタジオクードル)では、国内の帆布産地として有名な岡山県倉敷市の「倉敷帆布」を使用しています。
昔ながらの手法でゆっくりと織り上げられた帆布は、何とも言えない独特の風合いがあり、とても魅力があります。
ウォッシュ加工でよりよい肌触り
倉敷帆布はそのままでも充分素晴らしいのですが、studio coudre(スタジオクードル)で使用する帆布は更にウォッシュ加工(二次的な洗い仕上げ加工によりシワや色ムラができ、凸凹した風合いがでます)を施し、より独特な風合いを持たせております。
また、履き込んだジーンズのように生地が肌に馴染むので、厚めの帆布に見られるゴワゴワ感がありません。
凸凹したシワや染ムラのようなヴィンテージ感を楽しんでいただけたらと思います。
バイオウォッシュ加工によるヴィンテージ感が◎!
裏地(合わせ生地)について
縫製道具をモチーフにデザインしたオリジナル生地
studio coudre(スタジオクードル)で使用している裏地の一つは、縫製道具をモチーフにデザインしたオックス素材のオリジナル生地。
縫製道具の「かわいらしさ」が伝わるようなテキスタイルデザインを考えました。
京都の職人により古くから伝わる染色技術「手捺染」でプリントしており、手染めならではの風合いを感じていただけます。
インクジェットなどの大量生産では表現することのできない、きめ細かく味わい深いお色をお楽しみください。
(※注)
生産時の生地の取り方によって一つ一つ柄の入り方が異なります。予めご了承願います。
機能性に優れたナイロン地『バイオライナー』
もう一つ裏地として使用しているのは、機能性に優れたナイロン生地。
ユニチカファイバーの『バイオライナー』は、制菌用途と抗菌防臭用途に適した素材です。
糸の段階でセラミックス系の抗菌剤を練り込んでおり摩擦にも強く抗菌剤が剥がれる心配はありません。(半永久的にその効果は持続します。)
また、デオドラント加工(強力な悪臭脱臭)を施すことによって、不快臭にみ化学的に反応し、臭いを元から除去します。
使用しているセラミックス系抗菌剤は、経口毒性、パッチテストなど、日本産業皮膚衛生協会の河合法をはじめとする各種テストの基準をクリアしているので安心してお使いいただけます。
雨合羽や折り畳み傘、ジム帰りの着替えやタオルを入れる等、レジャーやご旅行、スポーツクラブ用に使っていただいても良いかと思います。色々と使用用途が拡がります!